有酸素運動で脂肪を燃焼させる呼吸法
mokuji
有酸素運動は呼吸法がポイント
有酸素運動は、全身の細胞に新鮮な酸素を送り込む運動です。種類としては、ウォーキング・ジョギング・エアロビ・サイクリング・水泳などが有名ですね。この有酸素運動をする上で、1番大切なことは、「新鮮な酸素を全身に送り込む」ことです。
呼吸法を使って、有酸素運動の効果が倍増
新鮮な酸素を全身に送り込むと、体は非常に喜びます。感覚として、手や足がピクピクしているのがわかるぐらいですよ。でも、これだけじゃ説得力ありませんね。それでは、新鮮な酸素が全身に行き渡ると、どのような効果があるのか考えてみましょう!
有酸素運動の呼吸法 頭が冴える!
きっと、あなたも経験あると思うんですが、仕事や勉強をしているとき、自然とあくびが出ることがありますよね。すると、頭のモヤモヤが晴れるような感じがしませんか?
これは、体の動作が止まっているので、血流が悪くなっていたり、呼吸が浅くなって新鮮な空気が不足しているときに起こる現象です。体は、あくびをして新鮮な空気を取り込もうとしているんですね。
有酸素運動の呼吸法 疲れづらく、体が元気になる。
酸素は細胞の活動に不可欠な存在です。その酸素がスムーズに全身に行き渡れば細胞の活動が良くなります。これを有酸素運動の観点から考えると、運動中あまり疲れなくなります。また、細胞の活動が活発になると、脂肪の燃焼が良くなり、体脂肪の減少につながります。
どうです?新鮮な酸素を取り込む大切さ、伝わりましたか?それでは、どうすれば新鮮な空気を細胞に送ることができるのでしょう?これが有酸素運動の最大のテーマです!これさえできれば脂肪を効率よく燃焼させることができるのですから!
有酸素運動の呼吸法 ~新鮮な空気を細胞に送る
ただ、なんとなく呼吸しているだけでは、全身に新鮮な酸素を行き渡らせることはできません。なぜなら、ふつうに呼吸をすると15~20%ぐらい空気が肺に残ります。つまり吸った空気を全部吐かずに新しい空気をとりこんでいるんです。これでは、肺の機能を完全に使っていないので、効率的な酸素の供給はできません。
有酸素運動の呼吸法 基本は鼻呼吸
呼吸には、鼻呼吸と口呼吸があります。運動中、全身の酸素が不足してくると、自然に口呼吸になりますが、ふだんから鼻呼吸をするようにしましょう。
鼻呼吸の方がビジュアル的に良い!…気がする
個人的な考えなんですが、鼻呼吸していると締(しま)った顔に見えるような気がします。なんとなく口が開いているより、ちゃんと口を閉じている方が良い気がしません?
鼻呼吸で疾病予防
また、鼻呼吸をしていると、病気になりづらくなるようです。
なぜなら、空気って、すごく汚れているんですよね。街中には車の排気ガスが充満しているし、ウィルスなどの病原菌も飛んでいます。口呼吸をしていると、口内や喉が乾燥するので病気になりやすいのです。
あと、口呼吸をする人と鼻呼吸をする人では寿命の長さが違うそうです。ぜひ、あなたも鼻呼吸に変えましょう!
効果的な呼吸法 しっかり息を吐くと、たっぷり空気を吸える!
ところで、呼吸というのは息を吐いたり、吸ったりするわけですが、有酸素運動では「息を吐く」と「息を吸う」、どちらがメインだと思いますか?たぶん、多くの人が「息を吸う」ことをメインにしていると思います。「よくわからないなぁ」って人は、ぜひ一度、深呼吸をしてみてください。
すぅ~~・・・ はぁ~~・・・
しかし、有酸素運動では、これが逆なんです。有酸素運動では、「息を吐く」ことこそメインにやるべきなんです。先ほど、ふつうの呼吸法では、肺の中に15~20%ぐらい空気が残っている、と書きました。
しかし、「息を吐く」ことをメインに呼吸をすると、ほぼ100%、肺の機能を使うことができます。
理想的な有酸素運動の呼吸法
1、まず、いつもどおり鼻から息を吸ってください。
2、次に、口からゆっくり息を吐きます。
ちょっと口を尖がらせて、ゆっくりゆっくり吐いていきます。
3、息を吐いていると、「お・・ もう空気は残ってないな・・」という感じがしてくると思います。
しかし、ちょっと待ってください。
その状態になったら、ちょっと強めに息を口から吐き出してみてください。完全に出なくなるまで何回も。
どうです?
かなり空気が出てきませんか?
その出てきた空気というのが、ふだん肺に残っている空気なんです。
4、今度は鼻からゆっくり息を吸ってください。
お腹を膨らませるように、ゆっくりゆっくり。
入るだけ空気を入れてみてください。
5、そして、また空気を口からゆっくり吐きます。
どうでしたか?なんとなく感覚つかめましたか?肺に残った空気を全部吐くと、自然に空気が入ってきたと思います。この呼吸を応用して有酸素運動をすれば、いつもより楽に運動できると思いますよ。ぜひ、試してみてくださいね。