筋肉トレーニングの基礎知識
ダイエットにおける筋トレの役割
ダイエットという視点から考えると、筋トレの役割は2つあります。ひとつは、綺麗なボディラインを形作る役割。ふたつめは、基礎代謝の向上です。
筋トレで綺麗なボディラインを作る
食事制限でダイエットをすると、リバウンドするか、ガリガリに痩せるか、どちらかになることが多いため、ボディラインを、そこから作るのは難しいです。女性の場合、全身に筋肉を、少しずつ付けるようにすると、凹凸(おうとつ)のある体になります。洋服を着ても、綺麗なシルエットができて素敵ですよ。
体脂肪率としては、20~24パーセントほどで良いのではないでしょうか。20パーセントを切ると、相当痩せているように見えます。筋肉量と脂肪のバランスを維持するよう、トレーニングしてみてください。
男性の場合、痩せマッチョ体型が主流でしょうか。体脂肪率は15パーセント程度で、胸筋・背筋を強調すると、ガッチリしてるけど、痩せてるね!という体型になります。
筋トレで基礎代謝UP!消費カロリー増
有酸素運動は、脂肪を燃焼してくれる、素晴らしい運動です。が、ウォーキング1時間で300キロカロリーを消費してくれる「だけ」なんですよね。300キロカロリー=おにぎり2個です。あっという間にチャラ、なんです。
そこで考えるべきは「基礎代謝」です。基礎代謝とは寝っ転がっていても生命維持活動として行われる代謝をいいます。
<基礎代謝量>
20代の女性…1360キロカロリー/1日
20代の男性…1600キロカロリー/1日
基礎代謝は運動量にかかわらず、これだけのカロリーを1日に消費しています。また、勘の良い人は男性と女性の基礎代謝量の違いが気になったと思います。これは体重…主に筋肉量が影響しているんですよね。筋肉が多い人の方が基礎代謝も高く脂肪の燃焼が良いということなんです。一般的に男性のほうが筋肉量が多く数値に差が出ています。
ダイエットを成功させるためには有酸素運動と筋トレ、両方行うことで効果的にダイエットすることができるのです。